南米さんぽ④ 南米スキー、チリ最古の雪山
今回は滑る事が大好きな雪山の友に捧げる内容。Ski Prtilloの雪山。前回の記事同様、ここ10年では一番くわしい内容。ここまで書いている人は今のところいないので、みんなわしに聞いたらいいし、楽しく読んだらいいではないでしょうか。
まずは、
《スキー場のスペック》
・全19コース(中上級向け)
・リフト14本
・ベース2,880m、トップは3.310m。最下部2,548m、標高差762m
・最長3.2キロのロングラン
・中央のインカ湖に対して、両斜面が滑れる。
・当たれば、どPOW
そんな事ググればわかるじゃないかって?たしかに。
秘境のスキー場
コースをご覧ください。グリーンが初心者、ブルーが中級、ブラックが上級。あと、海外スキー場あるあるですが、白い所は滑れます。どこでも自由に滑れます、エリア内なら。自己責任で。
数キロ先にチリ軍の基地があるので、訓練をしていた。訓練という名のスキー。なお、この週は新雪も少なく、初心者が重装備でコンクリートの様な硬い斜面を滑る。聞いただけで腰がひけそうな、なかなかハードな訓練内容。修行かな。両足の自由を奪われた彼らの姿は、トイストーリーの兵隊さんたちを思い出させる。
ドナドナ
いや、リフトではないですね。シャトルです。棒の先にお皿がついたヤツを、お股の間に挟むと、引っ張って行ってくれるやつです。結構な斜度の所を上げさせてくれる。問題は降りる時。急に止まる。そして、止まるだけ。左右の人間が譲り合いの精神を発揮してくれないとコケること間違いなし。慣れない上に、急斜面。雪が硬くクラストしていると、滑落していく人もちらほらと。アディオスアミーゴ。何人の人たちが滑落していくのを、見ただろうか。安全にお楽しみください。なお、降り場には誰もいないので、全て自己責任です。いい言葉だ、自己責任。
もちろん、山の上にレストランもある。ヘリスキーもできるし、スクールでのレッスン。滑っていると、ホテル専属のカメラマンが写真撮影。ゆっくりホテルで選んで記念にどうぞ。
常設のポールは結構自由に入れた、はず。レース大会(毎週1回)も開催。エントリーしたけど、悪天候でキャンセルに。残念。勝ったら、ワインでももらえたかな。
飛び込めインカ湖
オススメのコースはLAKE RUN。右側スキーエリア最奥部。文字通り、湖に向かって飛び込む様に広い斜面を楽しめる。所々、岩が出ているのでうっかりすると、うっかりする。死なぬ様。同室のマイケルに誘われて。湖のほとりでは、隠し持ってた瓶ビール。飲んでもいいかーい。飲んだらええやーん。と酒盛りしながら、ドローン撮影などしてみたり。最高。
帰り道は、なかかなトラバースが長く、しゃめんを横切って歩く歩く。滑れるけど、岩は多い。ああ、中古のスキーでよかった。歩いて、踏み上げ。アルコール+有酸素運動。やたら息が上がると思って思い出す。そうだ標高。いい運動だ、まったく。
降雪があると1日中パウダーを楽しめまる。日帰り客がいないと、一定数以上人が増えない。つまり、快適に安全に楽しむ事ができる。これは結構大きいかな。カナダでは「パウダーの日に友達はいらない」ということわざみたいなものがあった。つまりは、そういうこと。
どうです?行きたくなったでしょう。
もっと詳しく知りたい人は遠慮なく、ご質問ください。より多くの動画、写真、資料でご案内します。おいしいコーヒーをお供に。