地球の裏からごきげんよう

頭を空っぽにして読む観光案内です。情報が少し拾えます、想像力も働かせて見てください。ほどよくアバウトな内容です。2年で地球2周半ぐらいしたお話。

コロナ禍の北の大地、本当に大丈夫?

依然として猛威を振るう感染症の話題。

様々な課題がある中で、北海道に出張したのは、去る5月。

コロナ禍で3月から見送っていた移動だったですが、オンラインでは片付かない問題だったので、行かねばならぬ事態に。そんな訳で、いまだ感染者が多いと言われる北海道の桜が見頃の様子を中心に見たままに。移動を考えている方の参考になれば、願ったり叶ったりです。

 

※当記事のまとめ

  • 空港のショップやサービスなどは、事前確認が必要
  • 地元民曰く、”別に来るもの拒まず”な雰囲気
  • 下手な観光地より蜜が避けられ、地方の大自然で癒される

 

さて、北の大地に向かったのは桜舞う、5月の中頃。

目的地はリゾート地「ニセコ

 

日程:5月中旬

行先:北海道ニセコ

滞在先:ワン・ニセコ・リゾート・タワーズ

 

静かな朝

早朝の羽田。以前にくらべ閑散とした空港。

シャッターが多く閉まっているからか、心なしか寂しい感じ。最も、寂しいのは胃袋の方で、朝食をとっていないからか。腹が減ってはナントカなので、朝ごはん屋さんで朝食を頂きます。こんな状況下でも、開けてくれるお店と鮭定食の優しい味に癒されます。

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普段から朝は閑古鳥が泣いている、早朝の国内線出発フロア。電気も一部消灯。

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空港は死んでいました

減便している中でも、本数の多いスカイマークで向かいます。

 

従業員の方はマスクの着用。

 

搭乗者は3列シートに窓際各1名の空きっぷり。

 

たまに、家族で並んでいるくらいでとても快適です。

 

メンタル的に機内の空気は大丈夫?とか思ってしまう節もありますが、この点は問題ないらしいので、心配な方は航空会社のサイトを見て安心してください。

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北の大地、入国

預け荷物を受取ってロビーに出ると、1枚の案内を配布中。

 

しっかりと注意喚起もされ、いよいよ感染症と闘う場にきたんだと実感します。

 

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空港で職員の方が配布している案内

新千歳空港の到着ロビーは、案の定の閑散っぷり。

 

レンタカーの受付窓口には誰もおらず、置かれた電話機の隣には「受話器をお取りください」の案内がありました。

 

なにか恐る恐る受話器を持ち上げてみます。

 

こちらの心配を他所にそのまま会社に繋がり、迎えがくる旨を伝えられました。

 

今回利用した、日産レンタカー。

 

感染症対策で、問診票の記入。

 

店内も広く人もいないので、ビニールの仕切りも施され、感染症対策はきちんとされている印象しか受けません。

 

ここでもコロナ禍における、利用なのだと実感します。

 

自主隔離的な宿泊

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10室ぐらいしか宿泊してなかった印象

わざわざ北海道にきて、誰かを不安にさせるわけにもいかない。

これが頭にありましたが、目的地のニセコで探す宿泊先、なかなか難しい。

 

スキー場もクローズし、夏営業もない何も空いてない状況。

 

つまるところ、デッドシーズン。死んでいる。

 

ロッジなども数カ所のみ。真冬にやっている宿が、ことごとく営業していない状況でした。

 

 

宿泊先を探すにあたっては、

 

個室で人との接触が比較的避けられる

 

感染症対策を出来ていそうな規模のホテル

を重視。

 

 

友人の住まいや、以前宿泊した外国人しかいないロッジに惹かれるも、我慢。

ホテルの場所は、ニセコアンヌプリからほど近くのこちら。

oneniseko.com

1泊あたり1万円程度なので、比較的リーズナブル。

 

温泉も常時入れます。

 

11月までは同様の素泊まり宿泊プランを展開しているそう。

 

チェックインの際には、こちらでも問診票の記載。加えて、検温も実施。

今となっては慣れた、おでこの検温もとても新鮮に感じました。

 

お部屋は和洋室大人4人部屋。

シングルベッド2台に畳付きの、1名には大きめのお部屋。

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自炊ができるのは最高なんですけど、スーパーが遠い。コンビニまでも遠い。それが難点。

 

通常、朝食はバイキングを実施しています。一生育ち盛りには有り難かった内容ですが、当然現在は中止。

 

代わりにチェックイン時に、朝食バスケットをオススメされました。

 

なんでも地元の食べ物を使っているとのこと。ささやかな貢献をしようと、お願いすることにします。

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朝食バスケット(¥1,000円)

 

おいしい地元野菜、乳製品はもちろん言うまでもありません。

こだわりのたまごに、生食パン。

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地元の名産が味わえて、外にも出ずに楽しめるので有り難いことこの上ない。

 

なんと言ってもこのホテルの一番近いコンビニまで車で10分ぐらいかかります。

 

出来上がりは、こちら

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うっかり生食パンをトーストしてしまっていますが、オススメはしません。 

 

食事処やカフェに関していえば、いつにも増して人がいない状況

 

そして、夜は飲食店もあまりやっていなかったです

 

外資系ホテルをはじめ、観光客向けはほぼクローズ。

 

ひらふ周辺でお茶しようにもテイクアウトオンリーなんて言われたもんには、コーヒーはいいから電波を。Wi-Fiが使いたいんじゃ。という思いとは裏腹に田舎を感じさせられます。

 

ジンギスカンとかスープカレーは食べてない

 

せっかく北海道にきたんだから。と思っていても、意外に時間が無いというあるあるです。

 

そんな中でも、ヒラフからほど近く、駐車場も広く美味しいうどんが食べれる「銀嶺」

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うどんならここ

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北海道はスープカレーだから、おいしいのだろうか

 

パフェが食べたくなったら、倶知安駅近くの「なぎさ」

 

いや、ちょうどアポ先のすぐそばだっただけ。

 

決して、火曜日は100円引きの500円で罪を犯せると知っていた訳ではありません。たまたまです。ニセコに来ると必ず行く場所ですが、たまたまです。

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倶知安駅そば

実に悪魔的。こういうのを罪の味って言うんだと思います。

 

そんな北海道もいまは緊急事態宣言も解除され、比較的通常に戻っているかと。

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この頃は桜が見ごろ

 

感染者が絶えず、報道されている北海道。

 

ですが、人が密集している都市部を除けば、でっかいどうだからレンタカーでの車移動。

 

宿泊先も他者とのフィジカルディスタンスを確保できるし、おいしいものを食べて、広大な大地の真ん中でマスクを外すのもありなのではないでしょうか。

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のどか of のどか

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見た通りの人のいない感じ

帰りはpeach air

 

余裕の移動のはずが、何故かギリギリに。

 

2019年のやらかしとして、時間通りに空港に向かって、飛行機を逃すという珍プレーをかましてから半年。前科持ちとして、2度目はない。必死こいて空港に向かう。滑り込みでチェックイン。空港が閑散としていて何よりだったと、死から一転。生き残りました。

 

肝心の空港内のショップなども間引きで営業だったので、時間もなく店もやっておらず北海道グルメを食べきれず無念さを滲ませながらゲートへ。

 

こちらの従業員さんたちはフェイスガードを装着。

 

航空会社によってもまちまちなのだと実感しました。

 

搭乗率も高くなく、各列シート1名といったところ。ピーチはシートピッチが狭くて、ちょっと毎回「うっ」てなります。

 

ニセコのこれから

常時、インバウンドが多く外国さながらだったニセコも、今は少し静かな日々を過ごしている様子。

 

バイクパークも営業が始まり、夏のアクティビティも楽しめそうです。

 

バイクってつい調子乗ってこけると血を見るから怖いですが。

www.grand-hirafu.jp

現状、着工しているホテルなどの工事は継続されていました。

 

インバウンドの落ち込みは避けられないであろう今年の冬、第2波とかを考えると今年の冬の渡航はまだまだ厳しいのではないでしょうか。

 

昨シーズンは全国的に雪不足。それでも中韓をはじめ、タイをはじめとするアジア圏の若者で賑わっていた印象の12月。

 

いっそニセコの山でお部屋を借りて、のんびり年越しするのが今年は乙かもしれません。

 

温泉に浸かって雪見酒なんて、極楽かな。