南米さんぽ③ 山あり谷ありサンティアゴ 市内〜Ski Portiilo
前回に引き続きの内容
サンティアゴ 市内から、Ski Portiiloまでのお話
夜明けの出発
翌朝、薄暗い中を荷物を担いで集合先ホテルまで。
前日に散歩がてら、道のりは確認済み。
荷物を担いで向かう足取りはいくらか余裕が。
それにしても、この路線バス。3分おきに来るとは、山手線かな?
さて、Portilloのスキー場までは、空港からの送迎の他に、市内数カ所のホテルから乗合で送迎サービスがあるんですよ、本来は。
今回は、Hotel PLAZA SAN FRANCISCOにて8時半に出るよ!とのこと。
市内の循環バスは地下鉄と同様にbip!と言う、Suicaと同じ様なICカードで乗車が可能。ICの反応は決して良くない。いいですか? PIP !ではありません、bip!です。エレキバンではありません。肩こりはほぐせません。そんな冗談を言ってか言わずか、きちんと反応せず。結果タダ乗りに。
肝心の集合場所では、外で待っているとホテルのボーイさんが中で待つようにと促してくれた。ありがたいことに一端のホテルのふかふかのソファで暖炉を前にホッと一息。
少しソワソワしながら、迎えにきたドライバーの方を見る。
この人たちはどうやら、違う場所に行くみたいだ。
それから数組が出発。気がつけば1時間。
察しのいいあなたなら、もうわかっただろう。
迎えは現れなかった。
これは谷だ。一難さってまた一難。どうすんだよここからと。
空港に行けば最悪誰かしらドライバーと会えるかもしれない。いや、しれないのレベルだ。そんなに何度も六本木から羽田まで往復しないでしょ。そうこうしているうちに策が無くなる。野宿は回避したい。さあ、お助け願いたい。
言わずもがな、待たされている状況を承知済みのこのホテルのボーイさんの力を借りて、ホテルに連絡。
なんとか迎えがきてくれる!
親切なボーイのマニュエルさんありがとう。エマ二エルの方の夫人だったら惚れていたかもしれない。いつかそのホテルのお客として泊まるよ。たぶんいないと思うけど。
最悪、ヒッチハイクも頭をよぎったこの道中。
図らずも、プライベート送迎対応になり快適な移動に。
30分ぐらい走った所で、宿泊の証明って何か持ってる?とドライバーに尋ねられ。いやいや、今持ってなかったら降ろすんかい。どっきりはこれぐらいにしてほしい。そんな気持ちをよそに、首都のサンティアゴからは160km。車で2時間休憩なく山間部を飛ばして。
Ski Portillo(スキーポルティージョ)
一時はどうなることかと思いましたが、なんとか到着。
長い1日だった。そう区切りたいところだが、この時まだ昼ごろ。ずいぶん長い1日じゃないか。そう思いながら昼食をとる。天気がいいじゃないか。気がつくともうスキーを履いていた。
さて、こちらが彩り素敵なホテル。
ホテルは海外からの宿泊客がほとんど。もちろん英語でも大丈夫。
標高は海抜2,880m、すでにだいぶ高い所。
生活していたカナダは海抜600mぐらい。山頂はたしか2400mぐらいだった気がする。
つまり、標高が高い。寝不足もあってか、「酸素が薄いなー」そんな独り言を言いながら滑った。なんでもいい、降るんだから。あ、最後に山か。
さて次回は、Ski Portilloについての施設について。
スキーヤーの皆さん、リゾートホテル好きの方、見ないのは損だよ。